地獄の底でハッピーエンドを

言葉を取り戻すために

字書きになったことでご自愛できているかもしれない

以前の記事でも書いた通り、最近二次創作の小説を書き始めました。なんとか世界っていうタイトルの音ゲー(ストーリーの重さに定評がある)と、新幹線がロボットに変形するアニメです。
私は高校生のころあたりからBLをたしなむようになったので、腐向けがメインですが、本編の考察に基づいた真面目な(?)やつも書いてます。本編では描かれなかったけどおそらく存在したであろうやりとりとか、私の強め幻覚で見えたifの展開とかとか。CP要素ないやつは結構ストーリー組み立てるのが難しいんですが、書けたときの達成感は半端ない。

今までもツイッターで妄想を垂れ流したり壁打ちしたりはしていたのですが、あれは時間がたてば流れて探せなくなってしまうことが多いし、オタクのツイートなぞ所詮尊さによる阿鼻叫喚だから、ツイート当時の興奮が伴わないと見られたもんじゃない。あ、フォローしてる方の狂ってるツイートは大好きですが。健康に良い。
技術的に未熟だとしても読み物というコンテンツの形で保管できることがすごくいいなと思ってます。書き始めてよかったと思うことランキング第一位。あくまで「自分が読みたいものを書く」というスタンスで書こうと決めています。
さらに、自分が好きで、いわば自己満足で書いたものを好きだと伝えてくれる(リプであれ、いいねであれ)人が一人でもいる事実もめちゃくちゃ嬉しい。
とにかく始めてよかった、に尽きる。
これから嫌になって離れることもあるかもしれないけど、この根っこの気持ちは忘れたくない。

読書嫌いな私が小説なんて書けるわけ…と思っていたけど、ググってたら
「二次創作は楽しんだもん勝ち」というお言葉が多くあり、全くもってその通りだなと思えて、短い文(だいたい1000字前後)から書き始めました。
私の妄想は曲の歌詞にヒントをもらうことが多いので、あえて歌詞ベースでキャラクターのモノローグを書いたりしました。イメソン厨なのでね。

これはかなり性格悪い発言なのでここでしか言えないんですけど、書こうと決意した最後の一押しが「いつも読んでる字書きさんの小説の言い回しが気になってもやもやしていた」から…。
「~と思った」と1いう語尾を連続で使いすぎていたり、三人称視点の地の文でキャラクターの名前を指示語を使わずに何度も使っていたりで読んでて引っかかって仕方なかったのです…。
「私だったらこうするのになあ」が積み重なった結果ですかね…?まあでも言わなきゃ思ってないのと同じだし、結果新たな好きなことを見つけられたからよしとするか。

以下、参考にさせていただいたサイトのリンクです。

https://note.com/s_ugru/n/nf32f7be3d985#Nl12l

二次創作漫画プロットが上手く作れない時の作り方まとめ方のコツ | 漫画アシスタントエンジョイブログ

「作品を人に見せることが恥ずかしい」けど続ければ露出は芸術に変わる/カレー沢薫の創作相談

 



もともと考察は大好きだったからよくしていたけど、自分の解釈が固まる前に他の人のすごい考察ツイートを見てしまうと落ち込みがちでした。で、気づいたら自分の解釈が他の人の解釈で上塗りされていっていたのがなんか嫌だなって思うこともありました。好きな作品の解釈や考察ぐらい自分軸でやりてぇな~って。
短くても文として違和感なく成立させるには何度も本編を見返す必要があるし、そうしているうちに、確信して主張できる自分なりの解釈が固まるように感じました。
このプロセスが精神衛生上かなり良い気がする。自信や自己肯定感って、証拠というか確証がないと持てないじゃないですか。少なくとも私はそうです。ものすごく規模の小さい話ではあるけど、私は書くことでご自愛できてるのかな。