地獄の底でハッピーエンドを

言葉を取り戻すために

僕は大人にやっとなったよママ

私ごとではございますが、この度SE募集のIT企業から一般雇用で内定をもらうことができました!

いえ〜〜〜い!!!!! 脱NNT! 無期限正規雇用だ〜〜〜!!! 

11月下旬から始めた民間企業の就活、2月第1週になんとか終えることができました。よかった。マジで全滅だったら人権ないって思ってたので……。ストレートで卒業&社会人デビューした同期から2年遅れてようやく私も年金を納められるようになります。ほんとよかった。これで推しに貢げる。

ということで、簡単に就活の振り返りをしようと思います。

 

【私のスペック】

・MARCH文系に現役で入学

・4年の3月に単位不足で留年が確定、5年かけて卒業

・4年のときには1社から内定もらってたけど留年で取り消し、卒業時にはニート

・2021年3月〜10月は公務員試験に挑戦するも全滅

・2021年11月半ばから民間企業の就活開始

・県運営のハロワ的な「ジョブカフェ」というところに通い、求人見つけて応募したりESチェックや面接練習してもらったり

・3社応募;そのうち2社がSESメインの非上場IT企業、1社は団体職員

 

応募した会社をそれぞれA社(内々定もらったところ)、B社(IT企業・一次面接落ち)、C社(団体職員)とします。全てジョブカフェの求人票から応募しました。

 

【A社】

社員数180人くらい。ESの項目で自分で考えて書くところは志望動機くらいしかなかった。一対一のZoom説明会→書類選考→Zoomでの一次面接(30分)→同日に筆記試験&対面での最終面接(40分くらい)、という流れ。

一次面接の前日と当日に、ジョブカフェで模擬面接やったからパニックにならずに話せた。前日の模擬面接では泣いちゃったので……。そのとき、「家で面接すると母に話聞かれてるって意識してしまうから留年理由とか聞かれた際に声が出なくなっちゃう」ということがわかった。だから面接の時間までに母に外出してもらう交渉をし、安心して話せる環境を用意したことで乗り切れた。

最終面接は対面でこれまた緊張したけど、役員相手かと思いきや一次と同じ人事2人だったから少し安心できた。筆記試験の問題が元素記号とか大喜利みたいなアイディア系のやつ(偏見でいうなら広告代理店ぽい感じの問題)だったから焦ったけど、最後まで人事の人は責めるようなきつい言い方しなかったし、一応知ってる人だからなんとかなった。手応えはいまいちで「これ落ちたわ……」って病みそうだったから内々定メールが来たときはマジでビビった。

 

【B社】

社員数200人くらい。ESの項目が多かった。志望動機・自己PR・ガクチカ(学業とそれ以外どっちも)に加えて趣味まで書かされたけど、二次創作とは書きづらかったから「アニメの聖地巡礼と考察」って書いておいた。

説明会(オンデマンド)→書類選考→WebCAB(SE職応募でよくある適性検査)→一次面接(1時間)→最終面接、だけど一次で脱落。面接官は3人いて、メールのやりとりした人(親切だった)・知らない人(この人も親切だった)・いちばん偉そうなオッサン(面接中ふんぞり返って座ってた・ジャンポケの真ん中の人にそっくりだった)。時間が長かったから根掘り葉掘り聞かれてしんどかった。特にジャンポケ似のオッサンが粗探しみたいな質問ばっかりしてくるし、私がいい感じの言葉で返せないと鼻で笑いやがったし(私のバイアス込みかもしれんが)、とにかくオッサンが嫌だった。こいつさえ同席してなければこんなに印象は悪化しなかったんだけどな。

私がプログラミングを実際にやったことがない・それについて調べたことがないってわかってから、オッサンが「やったことない人が入社しても『なんか違う』って辞めちゃう確率高いからさ〜」って3回くらい言ってた。まあ、そうっちゃそうなのかもしれないけどさ、だったら「文系出身・未経験者歓迎!」って書くなよ……。

ちなみにこの面接の帰りにA社からの採用メールが来たから、オッサンへのイライラはすぐにしぼんた。話の読める弊社。(一度「弊社」って言ってみたかった元NNT)

 

【C社】

団体職員、つまり公務員に近い組織。

書類選考→対面の筆記試験(言語と数的処理っぽいやつ・出題も公務員試験寄りだったからノー勉でもいけた)&同日にプチ説明会→面接2回、という流れ。専門職と有期雇用の職員を除く、正規雇用枠は30人くらいしかいない&その職員の平均年齢が50代って聞いてゾッとした。説明会で経理の人が「資金の出どころが国やら県やらでたくさんあって、一律で処理できなくてそれぞれと連絡をとる必要があるから手間がかかる」って言ってた。そのとき、「もしかしたらここの社内体制めちゃくちゃ昭和で効率化とは無縁なのでは?」という懸念を抱いた。でも、それゆえに他社の面接での逆質問で「社内の連絡手段はどのようなものが多いですか」っていう質問をすることができたし、そういう視点から自分に向いているか否か考える材料にもなったから無駄にはならなかった。

ここ、ESで結構考える系の設問があった。「自分が利用したことのある製品やサービスをひとつ取り上げ、勧める人を明確にした上でいいところと改善すべきだと思うところを書け」っていうやつ。

私はJR東某おとくきっぷを取り上げた。推しジャンルの聖地巡礼できるセットで、夏休みに買っててっぱく行ったので。だから、どう読んでもオタク語りなESを読んで採用した人事は面接でどんな話を振ってくるんだろうか、もしかしたら「うちの子どももこのアニメ観てるんですよ〜」なんて言ってくれたらそれを聞くためだけにでも面接行く甲斐あるんじゃね?とも思った(同士の存在を確認したいタイプのオタク)。けど公務員系の職場は保守体制に反発するマインドを持った私には向いてないだろう、と何度か自分の中で結論を出してすっぱり切った。

あと、以前ツイッターでバズっててさらに納得したツイートに、「人生において重大な選択をするときは自分の直感は信じろ」っていうのがあって、直感でもやっぱり60%も納得できなかったからなのもある。母親は頭ン中がバブルからアプデされてない老害だから「安定じゃんいいじゃん」ってゴリ押ししてきたけど、ここで言う通りにしたら後から「生殺与奪の権を他人に握らせてしまった……不覚……」って自己嫌悪に陥るのは目に見えてるから必死に耳を塞いだ。

きのう内定先のZoomでの打ち合わせがあって、研修と手続きについての説明があった。研修は4月くらいまではオンラインでやることになったっぽい。Amazonケンジントントラックボールマウスをポチった。今後は在宅環境を整えつつ、病まないような仕組みづくりを確立したいなって思ってます。

 

勢いで書いたから雑かもしれないけど、留年既卒ADHDが一般雇用にこぎつけた一例としてほんの少しでも参考になればいいなあと思います。また気が向いたらジョブカフェはいいぞっていう話とか書くかも。

ここまで読んでくださりありがとうございました。