地獄の底でハッピーエンドを

言葉を取り戻すために

ADHDの診断を受けました

ご無沙汰しております。

そしてあけましておめでとうございました。

三日坊主で終わらせないためにまた書こうと思います。

書きたい・アウトプットしたいことはたくさんあるけど言葉をつなげるのが思考に追いつかない。

 

さて、私は2020年11月から、学生相談室の精神科医の方に勧められたメンクリに通院しています。勧められた基準は、ストラテラコンサータの処方が可能な病院ということでした)

昨年は

・問診の結果ADHDと二次障害の抑うつ状態の可能性あり→3週間ほどレクサプロ服用

・知能検査「WAIS-Ⅳ」を受ける(口頭で質問されて2時間ぐらいかかるやつ)

・成人期ASD心理検査を受ける(チェックリスト的なやつ)

ということがありました。

 

それらの結果、私は不注意優勢のADHDで診断が確定し、ASDの傾向もあるということでした。

 

ADHDは心当たりがありすぎたので納得しかしなかったのですが、ASD傾向は正直意外でした。

自分で調べるまでは無意識だったのが感覚過敏で、これはASDの人に多いそうです。

たしかに検査中も、部屋の中に置いてあるものとか心理士さんが使ってるキーボードとかに意識がもってかれて注意散漫だったなあという気はしました。

社会的マナーやコミュニケーションの取り方については、頭では理解しているけど実践では生かせない…みたいなことが結果表に書いてありました。

ていうかこの検査する日50分遅刻したんですよね…受付の人にも検査担当の心理士さんにも注意されて自己嫌悪炸裂してた。

 

12月からADHDの薬としては有名なストラテラジェネリックを服用しています。

私は副作用は口の渇きぐらいで体調不良とかは一切ありませんでした。

最初の1週間は様子見で、それ以降の3週間は本格的に服用(40mg)が始まりましたが、「不注意性を抑える」という効果がまったく感じられなかったため、次の診察日から80mgに増やしました。

ただ、80mgをほぼ1か月服用し続けているにも関わらず現在も効果が感じられないため、2月からはコンサータの服用を開始する予定です。

コンサータは処方してもらう前に患者の登録が必要で(覚せい剤と似た成分が微量含まれていてODの防止らしい)、患者の署名に加えて患者の身辺者からの「この患者はこういう症状があります」と書いてもらった書類を提出する必要があります。

私は父親に書いてもらう予定です。家族じゃなくても、友達や職場の人でも可らしい。

ちなみに最初の方に"ストラテラコンサータの処方が可能な病院"と書きましたが、これらに関しては病院と薬局も登録制らしく、精神科や心療内科でも登録していないと処方してもらうことができないので、病院選びの際には十分注意してくださいね。私はTwitterで知った。

 

 

主治医曰く「ストラテラを処方された時点でADHD確定している(意訳)」だそうですが、私としては「あなたはADHDです(ドン!!)」みたいに言われなかったもので「私本当に発達障害なのかな…困り具合は同じなんだけどグレーゾーンで診断されなかったらもっときついぞ…」とそわそわしていたので、診断受けて正直安心しました。

診断書もいただけるということは、障がい者手帳や自立支援医療の申請もできるということですから。雇用も一般か障がい者枠か選べるし。選択肢は多いに越したことはない。

自分の今までの人生の正体不明の苦しみの原因を第三者に明らかにしてもらい、「これはあなたの性格や甘えや努力不足ではないよ、先天的な脳の神経伝達物質のバグのせいだよ」と言ってもらえたようで、本当にほっとしています。今まで散々、親や教師や友人やバイト先の店長や先輩に、自己管理の甘さや遅刻の多さを責められてきたので…。

少し自己嫌悪がマシになった気がします。

 

 

最近はHSPとか繊細さんとかいうワードがマスメディアにも取り上げられるぐらい知名度が上がってきましたが、目に見えない障害や精神疾患は理解されない現状があります。

今このブログを読んでくださっている方の中にも、もしかしたら自分も発達障害かもしれないと思い生きづらさや死にたさを抱えている方がいらっしゃるかもしれません。私自身も診断が出るまではよく「発達障害 ブログ」や「ADHD 経験談」とかでググりまくったものです…。そんな方たちが少しでも、ほんの少しでも心がマシになるように、心当たりがあればメンクリや精神科、不眠など体調に著しく影響を及ぼしているなら心療内科を受診されることを強くおすすめします。

私たちの世代で、発達障害精神疾患に対する誤解や偏見をなくしていきたいですね。