地獄の底でハッピーエンドを

言葉を取り戻すために

創作できない自分が怖い

最初にこう感じたのは、無職状態でまじめに就活をし始めた今年の1月下旬だった。
今は就活が最優先だし(当たり前)、終わったら心に余裕ができるし書けるっしょ、と思ってあまり深刻にとらえていなかった。
それで書けるようになれればよかったのだけど、実際は2月上旬の内定後すぐに入社前研修が始まって思ったほどボーっとできる空っぽの時間はなかった。Excelの関数との格闘に必死だった。それでも少しずつ時間をつくって、サンマルクタブレットBluetoothキーボードを広げてぽちぽち字を打ったり、感情類語辞典を読んで付箋を貼ったりしていた。ペースは落ちたけど、書けてはいた。

創作の元の(といえばいいのか……?)追っていたアニメは3月で終わってしまった。最終回は最高な終わり方だった。アバンから泣いたし、放送終わってからも感想ツイート止まらなかったし、2週間くらいずーっとそのことで頭がいっぱいだった。

なのに、書けなかった。
最後に書いたのは2月下旬だった。

今は虹ヶ咲の2期をリアタイで観てるし、プライムビデオでガンダムを見始めたらドハマりして映画も見に行く予定だし、物語に触れて心を揺さぶられる経験はしている。だから、そういう情緒的な感性が枯渇してしまったわけではない。
でも、創作してえ~!ってなるほどの妄想が展開できない。行動に移せるだけの熱量がない。
1本だけ1,300時くらいのみじか~いのを書けたけど、解釈頑張ったつもりでも微妙に納得いかなくてまだ公開してない。公開してない理由には、そのジャンルの専用垢をつくってないからどこに載せたらいいかわからない、っていうのもあるけど……。それっきりマジで書けてない。

今はまだなんだかんだで物語や萌えや、物語のとある人物へのクソデカ感情を感じたい欲求への渇望がある。
けど、それもいつまで続くんだろう。前入った現場の社員が言ってた「仕事で疲弊するとアニメ観る気力もなくなるからね~、観たいって思ってても」になりそうで怖い。 私から趣味をなくしたら、ただ生きるための最低限の仕事や家事だけしてあとは死んだ魚の目でボーっとTwitterだけしてる生ける屍になってしまう……友達すらいないんだぞ……。

書かなきゃ書かなきゃって思い詰めたとしても、それはそれで精神衛生上よくないし、そう思ってそこそこいいものが書けた試しはないからやめておく。
でもなんかこう、「ウオーーー書きたい!!!この妄想は絶対形にして残しておきたい!!!」って思えるための要素ってなんなんだろうな……。